動脈硬化性疾患予防ガイドライン2017年を踏まえ、臨床で使いやすいようにまとめてあります。
忙しい外来で診断治療がスムーズに運ぶように、検査値、既往歴など加味した分類に対応した図解も入れてあります。
治療に関しては、臨床経験に基づいた、安全な治療法をわかりやくまとめております。
具体的には、スタチン各種の特徴を踏まえ、副作用を起こしにくい使用法について触れています。
A4 22頁 図4枚
目次
脂質異常症の診断基準
脂質異常症の治療
スタチンの実際の使用法
脂質の種類
脂質異常症の WHO 分類
Keep in Mind
・ASCVD の既往があればスタチンのはっきりとした適応である。なければ、リスクに応じてスタチン治療をする。
・LDL-C が 180mg/dl 以上の時も ASCVD の既往と同列に扱う。
・DM もかつては ASCVD の既往と同列に扱われていたが今は潜在的リスクとして扱われている。
・肝で VLDL が合成され、各組織(主に筋、脂肪)に LPL の作用で TG を供給する。
・VLDL が TG を供給して LDL となる。 LDL は細胞の LDL 受容体によって取り込まれる。
・HDL は末梢から余った CHO を回収する
臨床で役立つばかりでなく、国家試験対策にも役立つことでしょう。